MySQL 5.1 で文字コードを設定 ( UTF-8 )

/etc/my.cnf を編集します。
/etc/my.cnf が存在しない場合はインストールした MySQL の中のサンプルをコピーしてきます。
ターミナルから以下のコマンドを入力します。
一般ユーザには許可されていないディレクトリへファイルをコピーするので sudo コマンドを利用します。

$ sudo cp /usr/local/mysql/support-files/my-medium.cnf /etc/my.cnf


vi 等のエディタで /etc/my.cnf を開きます。


[client]、[mysqldump]、[mysql] の各項目へ以下の 1 行を追加します。

default-character-set=utf8


[mysqld] の項目へ以下の 5 行を追加します。

default-character-set = utf8
skip-character-set-client-handshake
character-set-server = utf8
collation-server = utf8_general_ci
init-connect = SET NAMES utf8


MySQL を再起動し、設定を有効にします。


設定後、ターミナルから MySQL へアクセスし、下記のコマンドで
設定した文字コード( utf8 )になっているか確認します。

mysql> status

もしくは

mysql> show variables like'char%';

MySQL 5.1 ( DB サーバ ) の初期設定

/usr/local/mysql/bin へパス ( PATH ) を通す

~/.bash_profile を編集します。
.bash_profile が存在しない場合は新規でファイルを作成します。

vi 等のエディタで .bash_profile を開き、下記のように PATH を設定します。

PATH=/usr/local/mysql/bin:$PATH
export PATH
mysql の root パスワードを設定する

ターミナルから以下のコマンドを入力します。

$ mysqladmin -u root password 'パスワード'
MySQL へアクセスする

ターミナルから以下のコマンドを入力します。
パスワードをきかれるので、先ほど設定した root のパスワードを入力します。

$ mysql -u root -p


データベースの一覧を確認する際は、以下のコマンドを入力します。

mysql> show databases;


操作するデータベースを切り替える際は、以下のコマンドを入力します。

mysql> use データベース名


データベース中のテーブルの一覧を確認する際は、以下のコマンドを入力します。

mysql> show tables;


データベース中のテーブルのステータスを確認する際は、以下のコマンドを入力します。

mysql> show table status;


テーブルのカラム情報を確認する際は、以下のコマンドを入力します。

mysql> show columns from テーブル名;


アクセスを切断する際は、以下のコマンドを入力します。

mysql> exit

MySQL 5.1 ( DB サーバ ) をインストールする

下記のサイトより、MySQL 5.1 をダウンロードします。

http://dev.mysql.com/downloads/mysql/5.1.html

Mac OS X (package format) から、Mac OS X 10.5 (x86) をダウンロードします。


ダウンロードした dmg ファイルをダブルクリックします。
下記の 4 ファイルが表示されます。

  • mysql-5.1.30-osx10.5-x86.pkg
  • MySQLStartupItem.pkg
  • MySQL.prePane
  • ReadMe.txt


まずは mysql-5.1.30-osx10.5-x86.pkg をダブルクリックし、画面の指示に従ってインストールを行います。


次に MySQLStartupItem.pkg をダブルクリックし、画面の指示に従ってインストールを行います。


最後に MySQL.prePane を「システム環境設定」のウインドウへドラッグします。
「システム環境設定」の「その他」へ「MySQL」が追加されます。
ここから MySQL の起動、停止、Mac OS X を起動した際の自動起動の設定を変更する事が可能です。


ターミナルから以下のコマンドで MySQL を起動する事もできます。
このコマンドは一般ユーザには許可されていないため sudo コマンドを利用します。

$ sudo /Library/StartupItems/MySQLCOM/MySQLCOM start


ターミナルから MySQL を停止させるには以下のコマンドを利用します。

$ sudo /Library/StartupItems/MySQLCOM/MySQLCOM stop


MySQL のプロセス名は mysql です。
ターミナルから以下のコマンドで mysql のプロセスを確認します。

$ ps ax | grep mysql

PHP を有効にする

Mac OS X v10.5 では、PHP v5.2.4 が組み込まれています。
ターミナルから以下のコマンドで PHP のバージョンを確認する事ができます。

$ php -v


PHP を有効にするには、Apache の設定ファイル httpd.conf ( /etc/apache2/httpd.conf ) で、PHP のモジュールをロードするように設定します。

vi 等のエディタで httpd.conf を開き、以下の行のコメントをはずします。

#LoadModule php5_module    libexec/apache2/libphp5.so

 ↓ ↓ ↓

LoadModule php5_module    libexec/apache2/libphp5.so


httpd.conf を変更後は apachectl コマンドで Apache を再起動します。
このコマンドは一般ユーザには許可されていないため sudo コマンドを利用します。
ターミナルから以下のコマンドを入力します。

$ sudo apachectl restart


PHP プログラムが正常に実行されるかテストしてみます。
下記のプログラムを ~/Sites/test.php として保存します。

test.php
<html>
    <head>
        <title>php info</title>
    </head>
    <body>
        <?php phpinfo(); ?>
    </body>
</html>


ブラウザから http://localhost/~ユーザ名/test.php へアクセスし、phpinfo の結果が表示されれば成功です。

Apache ( webサーバ ) を立ち上げる

Mac OS X には、Web サーバの Apache が標準で搭載されています。
Mac OS X v10.5 では、2.2 系が搭載されており、ターミナルから以下のコマンドで Apache のバージョンを確認する事ができます。

$ httpd -v


Apache の起動は、「アプリケーション」=>「システム環境設定」=>「共有」で、サービスの「web共有」へチェックをつけます。


Apache のプロセス名は httpd です。
ターミナルから以下のコマンドで httpd のプロセスを確認します。

$ ps ax | grep httpd


ブラウザからサンプルページへアクセスしてみます。

http://localhost/ もしくは http://127.0.0.1/


デフォルトのドキュメントルートは /Library/WebServer/Documents/ です。
ユーザ毎の公開ディレクトリは ~/Sites/ です。

ユーザ毎のサンプルページへアクセスしてみます。

http://localhost/~ユーザ名/ もしくは http://127.0.0.1/~ユーザ名/